スポーツをするお子さんの食事では、つねに疲労を残さず元気にプレーしてほしいと考えているママさん達が多いのではと思います。
今回は、暑い夏も終わりに近づき、秋の食材「さつまいも」の栄養のすごさをご紹介したいと思います。
さつまいもの栄養とは?
さつまいもは、穀物と野菜の栄養を合わせ持った食材になります。
さつまいもの栄養素は、エネルギー源となる炭水化物の他に、普通のイモ類のじゃがいもなどからは得られない、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン類や、カリウムや鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。
その中でも、カルシウムとビタミンC、食物繊維という重要な3つの栄養素が豊富に含まれていることが、おすすめの理由です。
カルシウムは、100g中約40mg。牛乳100g中約110mgの含有量なので、野菜の中では多いと思います。
ビタミンCは、100g中約20mg。りんご100g中約6mgの含有量なので、りんごの約3.5倍も含まれています。
食物繊維は、100g中約3.8g。玄米100g中約3.0gの含有量なので、こちらも豊富に含まれた食材とわかります。
さつまいもの栄養素から得られる効果とは?
●抗酸化作用
さつまいもに含まれるビタミンEやクロロゲン酸、アントシアニンには抗酸化作用があります。
疲労の原因である酸化物質を取り除く作用があり、疲労回復をを促してくれます。
同時に怪我防止にもつながりますよ。
●食物繊維が豊富
さつまいもに含まれる食物繊維の中には水溶性のペクチンとセルロースというものが含まれています。
セルロースは腸で分解されないので、便通を促すだけでなく、有害物質を吸収して排出する働きがあります。
●ビタミンCが豊富
さつまいものビタミンCは加熱処理をしても壊れにくい作用があり、免疫を強化し風邪予防の働きをしてくれます。
このように、さつまいもには、疲労回復、体調改善、免疫力アップ、風邪予防とうれしい効果がたくさんあります。
さつまいもの調理法
さつまいもは加熱することで、食物繊維やビタミンB群が若干ですがアップするそうです。
一番おすすめの調理法は、皮つきで蒸すことだそうです。
さつまいもを蒸すと、さつまいもに含まれるデンプンがゆっくり糖化されることによって、甘いさつまいもになるそうです。
さつまいもを煮る場合は、煮汁まで使うのがおすすめです。
さつまいもは水溶性の水に溶け出てしまう栄養素が多く含まれるため、煮ると煮汁に栄養素が出てしまします。
なので、煮る際は、煮汁ごと食べれる調理法がおすすめになります。
炒める場合は、脂溶性ビタミンの吸収率が高まります。
さつまいもには、脂溶性ビタミンも多く含まれています。
炒めることで、カロリーは高くなりますが、脂溶性ビタミンを多く摂れるという利点があります。
蒸す、煮る、炒めるで、それぞれ、さつまいもに含まれる栄養素の吸収率が違ってきます。
いろいろな調理法で、食べてみることをおすすめします。
まとめ
さつまいもにはたくさんの栄養素が豊富に含まれています。
特に、カルシウム、ビタミンC、食物繊維が多く、疲労回復、体調改善、免疫力アップ、風邪予防の効果が期待できます。
さつまいもは、調理法によって、吸収率があがる栄養素が違ってきます。
いろいろな調理法によってさつまいもを食べることで、バランスよく栄養素を摂っていければいいですね。
コメント