魚の中で、1年中食べれる鮭は、比較的食卓に出てくる回数が多いのではないでしょうか。
鮭は、切り身で売っているものが多いですし、小さいお子さんも食べやすく、シンプルに塩焼きでもおいしいので、食べやすいですよね。
そんな鮭は、スポーツをしているお子さんは、積極的に食べた欲しい食材でもあります。
今日は、その鮭についての栄養、効果について調べたことを、ご紹介していきますね。
鮭に含まれる栄養とは?
鮭には良質なたんぱく質の他、ビタミン類やアスタキサンチン、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。
鮭から摂取できる代表的なビタミン類は、ビタミンB群やビタミンA、C、D、Eなどです。
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を助ける栄養素です。丈夫な骨を作るために欠かせません。
ビタミンB6は体内でアミノ酸を合成する際に使われる成分です。
皮膚や髪の毛の成長を促進したり、免疫機能を正常に保ったりするために欠かせません。
ビタミンB12は糖質や脂質、たんぱく質を代謝し、エネルギーに変換するという重要な役目を果たしています。
そして、一番注目するのは、鮭に含まれている、アスタキサンチンです。
鮭に含まれるアスタキサンチンは疲労回復に効果的!!
アスタキサンチンとは赤色の天然色素で、鮭以外にもイクラ、エビなどに含まれる成分です。
眼精疲労の改善や動脈硬化の予防、疲労回復などに効果があるそうです。
目の奥や脳など栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができ、肉体と精神両面の疲労にいいそうです。
アスタキサンチンは、運動によって誘発される疲労、特に筋組織における末梢性疲労を軽減することが明らかになっています。
また、アスタキサンチンは筋肉痛などの原因である筋損傷を軽減する効果もあるといわれています。
鮭とサーモンの栄養の違いは?
どちらも分類上はサケ科の魚で大きな違いがないため、『サーモン=鮭』と思われがちですよね。
私も、そう思っていました。
でも調べてみると、サーモンは、主に『アトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)』のことを指し、鮭は『鮭(サケ/シロサケ)』のことを指します。
そして大きな違いはこれ!
生で食べられるか?生で食べられないか?
ということだそうです。
鮭は天然が主なので、寄生虫の心配もあって生では食べられません。
サーモンは養殖が主で、生食が可能です。
鮭に比べて脂がのって身もやわらかく、お刺身やお寿司としても食べることが多いですよね。
栄養については、たんぱく質は鮭の方が多いそうです。
逆に、脂量は鮭よりサーモンの方が多く、カロリーが高いということです。
スポーツをするお子さんには、たんぱく質が多い鮭の方が、おすすめのようですね。
鮭を使った疲労回復レシピ!
★鮭のクリームシチュー★
材料(2人分)
生鮭 1切
塩コショウ 少々
玉ねぎ 1/2個
人参 中1/4本
ジャガイモ 中1個
ほうれん草 1/4束
バター 10g
小麦粉 大さじ2
顆粒コンソメ 小さじ2
牛乳 200ml
塩 少々
作り方
1.鮭は塩コショウをして、一口大に切り、フライパンで両面を焼いておきます。
玉ねぎ、人参、ジャガイモは食べやすい大きさに切ります。
ほうれん草はさっとゆで、3㎝の長さに切ります。
2.鍋にバターを熱し、玉ねぎ、人参を炒めます。
小麦粉を加え、粉っぽさがなくなったら、コンソメ、ジャガイモ、水(ひたひたになるくらい)を加え て煮込みます。
3.野菜が柔らかっくなったら、鮭、牛乳を加えてさらに煮込み、塩で味を調えます。
最後にほうれん草を加えてひと混ぜしたら、出来上がりです。
ポイント
鮭も牛乳もカルシウムが豊富です。さらに、鮭はビタミン類も豊富なので、カルシウムの吸収率を高めてくれます。
まとめ
鮭には良質なたんぱく質の他、ビタミン類やアスタキサンチン、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。
その中でも、 アスタキサンチンは、運動によって誘発される疲労、特に筋組織における末梢性疲労を軽減する そうです。
鮭とサーモンを比べると、鮭の方がたんぱく質が多いそうなので、疲労回復を目的に食べるときは、サーモンより鮭を食べるとよいかもしれませんね。
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