砂肝といえば、コリコリとして触感で、焼き鳥やビールのおつまみとして人気のイメージですよね。
どちらかというと、大人が食べる食材というイメージがあるんじゃないでしょうか。
でも、砂肝に含まれる栄養素を知れば、お子さんにもおすすめなんですよ。
今日は、その砂肝について、いろいろと調べたことをご紹介したいと思います。
砂肝って何?
砂肝は、鳥類のもつ砂嚢(さのう)と呼ばれる胃のことです。
「肝」という漢字がついているので、肝臓をイメージしそうですが、実は胃なんだそうです。
鶏には歯がなく、食べたものを丸のみしているので、砂嚢で飲み込んだ食材を砂や小石を利用して砕いている為、「砂肝」「砂ずり」と呼ばれるそうです。
砂肝は食べ物をすり潰す働きがあり、脂肪がほとんどなく、主に筋肉でできています。
なので、他の部位に比べると比較的低カロリーだそうです。
また、筋肉質のため、コリコリとした歯ごたえあり、レバー(肝臓)やハツ(心臓)のような独特の内臓臭が少なく食べやすいのが特徴です。
砂肝の栄養素は?
砂肝には、高たんぱく質、ビタミンB12、鉄、亜鉛などが豊富に含まれています。
全身へ充分な酸素を届けるために必要な血液をつくる鉄、新陳代謝に関わる亜鉛、赤血球のもとになるビタミンB12は、スポーツをするお子さんにとって大事な栄養素です。
その中で私が注目したのは、亜鉛です。
スポーツを頻繁に行っている人や、日常的に発汗量が多い人は、亜鉛を適量摂取することを心がけ、体内で不足しないように心がけないといけません。
なぜなら、亜鉛は汗の中に多く含まれており、発汗量に比例して体外へ流出する量も増加します。
運動強度が高くなるほど、亜鉛の体内消費量は増加する傾向にあるんです。
亜鉛は、体内のビタミンAの代謝を促し、ビタミンAの抗酸化作用の活性化を促す働きがあります。
そして、免疫力の向上にも効果があるといわれているので、亜鉛が体内に十分あると風邪や感染症にかかりにくくなるといわれています。
亜鉛の1食分の摂取量の目安は3mgだそうです。
砂肝100gには2.8mgの亜鉛が含まれているので、焼き鳥なら2本くらい砂肝を食べれば十分な亜鉛が摂取できることになります。
砂肝のおすすめの食べ方
砂肝はビタミンCを含む食材と一緒に食べると良いそうです。
砂肝に含まれている鉄分や亜鉛は、体内にそのまま入っても吸収されにくい性質を持っています。
ビタミンCと一緒に鉄分と亜鉛を摂取するとキレート(結合)し、鉄分や亜鉛が吸収されやすくなります。
例えば仕上げにレモン汁をかければビタミンCも補給され、さらに効果アップが期待できることになりますよね。
砂肝とアスパラ炒め
材料(2人分)
砂肝:100g
酒:適量
アスパラ:2~3
にんにく:1かけ
バター:15g
塩こしょう:適量
レモン汁:小さじ1
作り方
熱したフライパンにバターをとかし、スライスしたにんにくを炒め香りを出し、アスパラ、砂肝を炒めます。
塩、こしょうで味つけし、最後にレモン汁をかければ出来上がり。
まとめ
実は砂肝は、ほとんど下ごしらえをせずに使える食材なんです。
しかもほとんどの場合、100gあたり100円以下の値段で買うことができます。
栄養素も、高たんぱく質、ビタミンB12、鉄、亜鉛などが豊富に含まれています。
その中でも、亜鉛は、スポーツをするお子さんには必要な栄養素になります。
亜鉛は、体内のビタミンAの代謝を促し、ビタミンAの抗酸化作用の活性化を促す働きがあります。
そして、免疫力の向上にも効果があるといわれているので、亜鉛が体内に十分あると風邪や感染症にかかりにくくなるといわれています。
このように、うれしい栄養素を含む、砂肝、ぜひ、食卓にだしてみてください。
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